森のはずれのちいさなもみのきのところに男の人がやって来ました。病気の息子のためのものでした。もみのきは美しくかざられクリスマスツリーとなり、クリスマスキャロルの歌声とともに男の子を楽しませました。
黒馬のブランキーは、主人の家をつくるために一生けん命はたらいても小屋も作ってもらえません。やがて年をとり、主人に力いっぱいたたかれて道にたおれてしまいます。その晩、サンタクロースが天からおりてきて静かにその首をなでると…。
戦争が終わったら新しいオーバーを買ってもらう約束をしたアンナ。でも戦争が終わったら、物もないしお金もない。そこでお母さんは知恵を絞って・・・。
お人形のホリーと小さな女の子アイビーの願いごとのお話です。どんな苦境にぶつかっても涙しないアイビーの強さには胸があつくなります。
クリスマス・イブの夜。おじいさんサンタとトナカイたちは、すっかりくたびれて、うちに帰ってきました。なにしろ、世界中の子どもたちに、クリスマスのおくりものをとどけてきたのです。ところが、袋の中にまだひとつ、おくりものが・・・。 さあ、はたして、朝までに届けられるでしょうか?
森で雪合戦をしていたぐりとぐらは、雪の上にあしあとを見つけました。「誰のあしあとだろう・・・?」 あとをつけて行って着いた所は、なんと自分たちの家でした。しかも、玄関にはまっかなコートが……。
今夜はクリスマス・イヴ。魔法使いのおばあさんは人気者のサンタクロースがうらやましくなりました。サンタクロース困らせようといろいろかんがえて・・・。
クリスマス前夜、サンタを待つ少年のもとにあらわれたのは、白い蒸気につつまれたなぞめいた汽車でした。少年のポケットに穴が開いていて鈴をなくしてしまったところは、なんとも切ない気持ちになりました。1986年米国コルデコット賞受賞作品。
山の上に住むりりこちゃんは、おかあさんにたのまれておばあちゃんの家まで山ブドウのジュースを届けに行きました。かごから飛び出したジュースのビンが雪の上を転がって、雪の玉はどんどん大きくなってサンタさんまで巻き込んでどっしーん!
ぼくが森の中へ散歩に行くと、森の中にいた動物達がぼくの吹くらっぱにつられて次々と参加していきます。みんなでピクニックしたり遊んでいたら・・・。男の子とお父さんの心があたたかくなるおはなしです。
メキシコのクリスマスは、クリスマス前の9日間「ポサダ」という特別のパーティーをします。小さな女の子セシは、初めてポサダのお祭りをしてもらえることに大はしゃぎ。きれいな衣装をまとい、ほこらしげに賛美歌を歌うセシ。1960年米国コルデコット賞受賞作品。
明日は楽しいクリスマスイブ。でもロッタちゃんの家では、まだクリスマスツリーにするもみの木が手に入りません。今年の冬は大雪で、森からの切り出しがあまりできなかったというのです。でも、ロッタちゃんはあきらめません。雪のふる中にとびだしていって・・・。