杉田文庫は、置県100年を記念して昭和60(1985)、61、63年度の三次にわたって本館に寄贈された貴重な文化資料です。文庫の創設者は杉田直(俳号は作郎)氏、寄贈者は直(作郎)氏の長男正臣氏です。正臣氏は昭和63(1988)年に亡くなられましたが、夫人の多美子氏によって寄贈が完了しました。
総資料数は約12,000点に及び、内容は医学古刊本・文学・エスペラント・静坐関係、郷土資料など多岐にわたります。わけても貴重なのは、連歌・俳諧資料をはじめとする文人・墨客の真筆の類で、室町時代末期から現代に至るまでの、本県や我が国の文化史上に名を残した人々の筆跡を伝えています。
宮崎県貴重書デジタルアーカイブでその一部をご覧になることができます。
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