県立図書館では、宮崎県立図書館創立120周年記念のひとつとして、貸出利用券のデザインを一新しました。
郷土画家 塩月桃甫(しおつき とうほ)が第23代県立図書館長の中村地平から依頼されデザインしたマークを元にした図柄になっています。
また、従来の利用券は、厚紙をプラスチックパウチしたものですが、新しい利用券は、耐久性や使いやすさを考慮して、厚さ0.5mmのプラスチック製にしています。
※利用券右下には各利用者のバーコードと番号が加わります。
○ 交付開始日
令和4年9月29日(木)から
○ 交付方法
県立図書館の閲覧室で登録申込書を記入の上、身分証明書と共にカウンターにご提出ください。
○ 貸出利用券の有効期限
発行日より5年間
○ 開館時間
午前9時から午後7時まで
○ その他
当面の間、従来のデザインの利用券とどちらかお好きな方を選べるようにしています。
<参考>
※ 中村地平 1908(明治41)年~1963(昭和38)年
宮崎市生まれ。1947(昭和22)年から1957(昭和32)年の間、宮崎県立図書館長を務めた。花と絵の図書館を目指した。井伏鱒二門下の作家でもあり小説「南方郵信」は第7回芥川賞候補となった。
※ 塩月桃甫 1986(明治19)年~1954(昭和29)年
現西都市生まれ。台湾一中、台湾高等学校教官として台湾に赴任、台湾美術界の振興を図った。中村地平は台湾台北高等学校時代、桃甫の教え子でもあった。戦後桃甫が宮崎に引き揚げてからも親交を結び、地平が館長の時代、県立図書館の会議室には桃甫の作品が飾られた。